本文を表示

和歌山県世界遺産センター主催 令和元年度 第1回 世界遺産セミナー 「高野山麓の民俗-高野山への納骨習俗-」
講師:藤井 弘章(ふじい ひろあき)氏(近畿大学文芸学部教授)

開催日時 令和元年6月23日(日) 13:00~15:00
会場 橋本市教育文化会館 第1研修室(橋本市東家一丁目6番27号)
参加費 無料(定員:約40名程度)

世界遺産全般及び「紀伊山地の霊場と参詣道」の理解を深めるとともに、世界遺産の保全と活用について県民の皆さんと一緒に考える場として、令和元年度第4回世界遺産セミナーを開催します。

講演要旨

高野山周辺には、民俗的な習俗が濃密に残っています。高野山への納骨習俗もそのひとつです。これは、家族や近所の人々が、死者と別れる儀式として伝承されてきました。納骨に行く際、死者にお茶を供えたり、死者の弁当・杖などを持って行く地域もあります。ただし、和歌山県北部だけでも納骨習俗に少しずつ地域差があります。地域ごとの事例を取り上げながら、高野山周辺の人々が、はぐくんできた世界観・他界観の一端を紹介します。

講師プロフィール

1969年、和歌山市生。大阪市立大学文学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究家博士課程にて博士(人間・環境学)取得。国学院大学日本文化研究所専任講師を経て、2007年から近畿大学文芸学部文化・歴史学科に着任。
専門は民俗学。とくに自然と人々の関わりを調べる環境民俗学に取り組んで、日本各地を訪れている。出身地の和歌山県では、長年、民俗調査を継続し、消えつつある習俗や記憶を聞き取っている。

会場(橋本市教育文化会館)の位置


  • 記載内容は都合により、変更する場合もあります。予めご了承下さい。
  • 事前申込みは不要です。
  • 悪天候により暴風警報・大雨警報が発令された場合は中止致します。
  • その他、詳細は下記「和歌山県世界遺産センター」までお問い合せ下さい。
    和歌山県世界遺産センター
    TEL 0735-42-1044 FAX 0735-42-1560

このページのトップへ