本文を表示

那智大滝・那智原始林なちのおおたき・なちげんしりん

那智大滝・那智原始林

那智大滝なちのおおたき

「那智の滝」・「一の滝」あるいは三つの落口から流れ落ちるところから「三筋の滝」とも呼ばれ、熊野の自然信仰の在り方を今に伝えている。那智山中の烏帽子岳・大雲取山・妙法山・舟見峠を源流とする4本の渓流を集め、幅13mの落口から高さ133mの垂直に切り立った岩肌を落下する我が国有数の名瀑である。那智大滝の上流には、大滝を含め「那智四十八滝」と呼ばれる多くの滝があり、修験道の行場になっている。

文化財指定 〔名勝〕那智大滝(二の滝を含む)
所在地和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 [地図 2-E]
名勝 那智大滝

那智原始林なちげんしりん

天然記念物 那智原始林

那智大滝の東側一帯に広がる約33.5haの森林で、古くから熊野那智大社の禁伐林として保護され、滝と一体となり原生の姿を今に伝える。林相はこの地域を代表する温帯性と暖温帯性の植物が入り混じる常緑広葉樹林(照葉樹林)で、自然林の特徴をよく保っている。構成種も極めて多く、豊富な植物相を示している。

文化財指定 〔天然記念物〕那智原始林
所在地和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 [地図 2-F]

このページのトップへ